今流行りのデコパージュ上履きの作り方をご紹介します!デコパージュするなら布製(キャンバス生地)の上履きがおすすめとよく言われますが、私は最初それを知らずにビニール生地の上履きでデコパージュをしてしまいました。失敗かと思ったビニール生地のデコパージュ上履きですが、意外に長持ちしたんです!どのように作って、どのように洗ったら長持ちしたかも含めてご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
デコパージュ上履きって何!?上履きデコのおすすめの方法は?
「デコパージュ」ってご存じですか?
デコパージュというのは、ペーパーナプキンなどの薄い紙や布を切り取ったものを、デコパージュ液という専用の糊で小物など様々な素材に貼り付けてアレンジする方法のことです。
最近、上履きデコって流行ってますが、このデコパージュという方法を使って上履きをアレンジしたものがデコパージュ上履きになります。
もちろん、デコパージュ以外にも上履きをアレンジする方法はあります。ここからデコパージュ以外の3つの方法もご紹介していきますね。
まず1つ目はマッキーなどの油性ペンを使って上履きに直接絵を描くなど、手書きでデコる方法です。
私はあまり絵が得意ではないので、手書きは即刻断念しましたが、絵が得意な方にとっては手書きデコが一番簡単に気軽にできるアレンジ方法かもしれません。
ただ、布製の上履きに手書きデコをする場合、にじむ恐れがあるので、布用のペンなど、にじみにくい油性ペンを使うことをおすすめします!
ペンを使った手書きデコはビニール製の上履きだとにじまないのでやりやすいかもしれませんね。
2つ目はアクリル絵の具でペイントする方法です!こちらはイラストを描いてもいいですが、模様を描いてもきれいになりそうですね。
ただ、アクリル絵の具はそのままだとはがれてきてしまうので、「ファブリックメディウム」などの絵の具を布に定着させるための画材を混ぜて使用するか、描いた後にケマージュなどのデコパージュ液を塗って剥がれないように保護してくださいね。
そして3つ目は少し系統が違いますが、レースやリボンなどの飾りを上履きに縫い付ける方法(裁縫デコ)です。上記の方法と組み合わせたらもっとかわいくなるかもしれませんね。
さて、ここまでご紹介した方法の中で、デコ上履きを手作りする方法として一番おすすめなのは、ズバリ「デコパージュ」です!
理由は、好きな絵柄を切って貼るだけなので、初心者でも子供でも簡単にかわいい、そしてかっこいいデコ上履きが作れるから!難しい絵柄をリクエストされても、自分で描くわけではないので全く困りません♪
男の子なら恐竜や新幹線、車、ドラえもんなど、女の子ならお花やプリンセスなど、お子さんの好きな絵柄でオリジナルデコ上履きを手作りしてみてはいかがでしょうか?
特にまだ自分の名前が読めないお子さんには、絵柄が目印になって、パッと見で自分の上履きが分かるようになるのでおすすめですよ!
セリアやダイソーなどの100均で手に入ります!
デコパージュ専用糊とは別に、仕上げ用の仕上げ液(トップコート)なんかも売っていますよ。
100均でも十分使えますが、量は少なめなので、「これから沢山デコパージュするかも!」という方は「ケマージュ」などの大きいものを購入しても良いと思います。
デコパージュ上履きを作るなら布製 or ビニール製どちらの上履きがベスト?
一般的にデコパージュにおすすめとされるのは布製(キャンバス生地)の上履きになります。
ビニール製の上履きは、「通気性はないが、汚れが付きにくく落ちやすい」特徴があるので、デコパージュしても汚れと同じで剥がれやすいと言われています。
逆に、布製の上履きは「通気性はあるが、汚れが付きやすい」という特徴がありますが、その特徴故にデコパージュも剥がれにくく、長持ちするんだそうです。
せっかくデコパージュでかわいく、かっこよくしても、すぐに剥がれるようでは使えないので、まだ上履きを購入しておらず、デコパージュする可能性がある方は、布製(キャンバス生地)の上履きを購入することをおすすめします!
ただ、布製ってビニール製に比べて値段が高いんですよ…実は、私が初めにビニール製を購入した理由は「一番安かったから!」これに尽きます。
子供の足ってすぐに大きくなるので、どうしても安い物に惹かれてしまって(^^;通気性などの機能面では子供の足のことを考えたら確実に布製の方が良いんですけどね。
購入した当初はデコパージュするつもりも特に無く、急を要したので、全く調べずに購入してしまったんです。
そして保育園に行き出してから、子どもがかわいい上履きを欲しがったので、調べてデコパージュをしようと思い立ったのですが、デコパージュには不向きのビニール製を買ってしまったため、実際にデコパージュするまで結構悩みました。
頑張ってかわいくしても、すぐに剥がれて失敗に終わるのではないか…と。
でも実際にやってみた結果、なんと!1年以上持ったんです!ちなみに、我が子の保育園は月1で持ち帰りなので、計12回洗ったことになります。
1年使ったデコパージュ上履き(ビニール製)がこちら↓↓
1年使った後なので、全体的にボロボロですが、1度もデコパージュの修繕作業はしていません。
部分的に剥がれてカスカスになってはいますが、柄の端が浮いてくるとかそういった事は全くありませんでした!
ビニール製でこれだけ持つなら、正直安上がりのビニール製でもいいかも!と思いましたが、今年は比較をするために、この1年持ったビニール製のデコパージュ上履きを作った時と同じ作り方で、布製の上履きでデコパージュしてみることにしました。
では、次項で「ビニール製でも1年持ったデコパージュ上履きの簡単な作り方」を解説していきますね。
デコパージュ上履きの作り方!
必要なもの
- 上履き(今回は布製のものを使いました)
- デコパージュ液★1
- ペーパーナプキン★2
- 平筆★3
- 使い捨ての入れ物★4
- はさみ
- ウェットティッシュ★5
上履き以外は全て100均で手に入りますが、参考までに実際に私が使ったものをご紹介していきますね。
★1 私が使ったテコパージュ液は前項でご紹介した「ケマージュ」という仕上げのコーティングまでできる商品です。
今後、上履きデコをずっとしていくのなら大きいものを買っておこうと思い、昨年ビニール製上履きでデコパージュしたときに購入したものです。まだまだたっぷり残っていますよ♪
★2 ペーパーナプキンではなく、布や写真の表面を剥がしたもの、マスキングテープなど、デコパージュできる素材であれば何でもOKです(下図は私が使ったペーパーナプキンです)!
布の場合はできるだけ薄いものを選びましょう!また、写真はお店プリントだとうまく剥がれないようなので、100均の写真用紙などに印刷したものを使ってくださいね。
★3 平筆は何でもいいのですが、あえて言うなら毛が抜けにくく、柔らかすぎないコシのあるものが扱いやすくおすすめです!
★4 デコパージュ液を使う分だけ取り分けるのに使うだけなので、何でもOKです!私は普通の紙コップを使いました。
★5 ペーパーナプキンを貼る時に上から押さえるのに使います。私は普段手拭きとして使っている水99.9%のウェットティッシュを使いました。
色々揃えるのが面倒な方はペーパーナプキンと専用液がセットになった商品も売っているので、検討してみてくださいね。
初心者でもできる作り方
初心者の方でもできるように、コツも織り混ぜながら準備から貼り方まで手順を解説していきますね!
①ペーパーナプキンの柄を切り取る
ペーパーナプキンの使いたい柄の部分を切り取ります。
白い部分は上履きの白に馴染むので、背景が白い場合は白い部分を少し残して切ると楽ですよ。
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ピンクの花は背景が白くない部分があったので、その部分は柄ギリギリで切り取っています。
②ペーパーナプキンの裏側の紙を剥がして印刷面1枚にする
ペーパーナプキンは2~3枚程度の薄い紙を重ねて作られているのですが、そのうち柄が印刷されているのは一番表面の1枚のみなので、それ以外の紙を剥がします。
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③配置を決める
上履きに貼り付ける前に「どの柄をどこに貼るのか」ザックリとした配置を決めていきます。
④上履きにデコパージュ液で貼り付ける
配置が決まったら、上履きにデコパージュ液で貼り付けていきます。
幾つかの柄を貼り付ける場合、「メインとなる大きめの柄から貼り付ける」のが全体のバランスを良くし、完成度を上げるコツです!
私の場合はつま先部分のピンクと紫の花がメインの柄になるので、その部分から貼っていくのですが、見てわかる通り、柄がかなり大きいため、このままでは上履きからはみ出てしまいます。
なので、まず上履きに合わせて余分な部分を切り取る作業をします。
ペーパーナプキンを上履きの貼る部分に合わせ、油性ボールペンで靴底のゴム部分と布の境目に線を引き、線の内側をはさみで切ります。上履き上部にはみ出ている部分はそのままでOKです!
上履き全面にデコパージュする場合も同様です!上履き上部はギリギリで切らずに少しゆとりを持たせておきましょう!
水性ペンなどのインクが染み込むペンはNGです!
はさみで切るときに線上を切ってしまうと柄に線が残ってしまうので、必ず線の内側を切ってくださいね!
↓ はさみで切る ↓ |
上履きの柄を貼る部分に平筆でデコパージュ液を塗り、ペーパーナプキンを貼り付けます。
外側の靴底ゴムに沿って貼り付けてから、シワを伸ばしながらウェットティッシュで軽く押さえて全体を貼っていくと、きれいに貼ることができます!
ペーパーナプキンの端が浮いていたら、浮いている部分の裏に直接デコパージュ液を塗って貼り付けてください。
このときもウェットティッシュで押さえるのを忘れずに!
次に、内側にはみ出ている部分に切れ目を入れ、切れ目を入れた部分の裏にデコパージュ液を塗って上履きの内側に折り曲げて貼り付けます。
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次は、メインの絵柄を基準にしてサブの絵柄を貼り付けていきます。貼り方はメインの絵柄と全く同じです。
上履きの布部分に納まる絵柄はそのまま貼り付けます。
上下にはみ出る大きさの絵柄は、靴底のゴム部分に合わせて余分な絵柄を切り取ってから貼り付けます。
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上履き上部にはみ出た部分は上履きの内側に折り込んで貼り付けていきます。
これを繰り返して全ての絵柄を貼りつけ、しっかり乾くまで待ちます。だいたい30分~1時間もあれば乾くと思います。
指でそーっと触ってみて乾いている感じならOKです!
ちなみに私は、全部貼るのに30分以上かかっているので、最初に貼った絵柄から順番に次の工程へ進んでしまいました。
⑤表面をコーティングする
しっかり乾いたら仕上げのコーティングをしていきます。
上履きに貼り付けた絵柄の上にさらにデコパージュ液(仕上げ用のトップコートがある方は仕上げ液)を塗ります。薄く表面を覆う程度でOKです!
上履き外側の表面だけでなく、上履きの内側に折り曲げている部分にもしっかり塗ってくださいね!
写真だと分かりにくいですが、塗った直後は若干白っぽく見える部分もありますが、乾くと透明になります。
全部の絵柄に塗ったらまた30分~1時間程、しっかり乾くのを待ちます。
しっかり乾いたら、さらに上からもう一度デコパージュ液を塗っていきます。
これを繰り返して、最低3回以上重ね塗りしてください。
私は昨年、ビニール製上履きでデコパージュした時は4回くらい重ね塗りしましたが、今回は布製のためかビニール製よりもしっかり馴染んでいる感じがしたので3回にしました。
お疲れさまでした!
しっかり乾いたら完成です!
防水加工したい方は、コーティングがしっかり乾いた後に防水スプレーを2~3回かけてくださいね。
ビニール製はもともと防水なので必要ないと思いますが、デコパージュだけより汚れも付きにくくなるので布製上履きにはおすすめです!
デコパージュ上履きはどう洗う?
さて、「作ったは良いけど普段通り洗っても大丈夫なの?」と思われる方も結構いると思うので、ここではデコパージュ上履きを洗うときの注意点も含めて、洗い方をご紹介します。
まず、デコパージュ上履きを洗うに当たって絶対にやってはいけないことです。
- タワシでゴシゴシ
- つけ置き洗い → 洗濯機も!
- お湯で洗う
- 天日干し
上記4つは絶対にやらないでください!
どれもデコパージュが剥がれる原因になります。
ではどうやって洗うかと言うと、当たり前ですが、デコパージュしてない部分は普通に石鹸を付けたブラシでゴシゴシ洗ってOKです!
私は↓↓こんな感じのブラシを使っています。
次にデコパージュした部分ですが、実はそんなにしっかり洗う必要がないんです。コーティングしてあるので基本的にそれほど汚れません。それでも気になる場合は歯ブラシなど毛先の柔らかいもので軽く擦る程度はOKです!
ちなみに、昨年作ったビニール製のデコパージュ上履きは、デコパージュした部分に関しては極たまーに歯ブラシを使ったくらいでほぼ擦っていません。
さすがに1年経つと多少汚れてはきますが、防水スプレー無しでもコーティングのお陰かそれほど気になりませんでした。
というわけで、デコパージュした部分は優しく、デコパージュしてない部分はゴシゴシしっかり洗ってあげてくださいね!
まとめ
いかがでしたか?
初心者でも、絵が苦手な方でも、誰でも簡単に作れるデコパージュ上履きの作り方とコツをご紹介しました!
「なんだか難しそう…自分でもできるかな?」と不安に思われる方は、私が昨年作ったデコパージュ上履きのように、柄が上履きからはみ出さない程度の小さめの柄で、なおかつ背景が白のペーパーナプキンで挑戦してみてください!
やってみると意外に簡単なので、ぜひ一度お試しを!