付け替えも簡単な帽子のゴムの付け方をご紹介します!
ボタンを使った基本的な方法から、ボタンが頭に当たるのが気になる場合におすすめの応用法まで、画像付きで解説していきますので、帽子のゴムでお悩みの方はぜひご覧ください!
どちらの方法もミシン不要!手縫いで簡単にできるので「裁縫は苦手・・・」という場合にもおすすめですよ^^
目次
帽子ゴムの付け方!ボタンを使った簡単手縫いで付け替えも楽な方法は?
帽子と言っても小学校の通学帽子や赤白帽、保育園・幼稚園の通園帽子や制帽、カラー帽子、そして暑い夏に最適な麦わら帽子や年中使えるキャップなど・・・様々な帽子が思い浮かびますよね。
赤ちゃん用の帽子はゴム付き帽子が多いですが、幼児サイズの帽子になってくると、ゴムが付いていない場合も・・・
そこで今回は、夏用の麦わら帽子を例にして、ゴムの付け方を解説していきたいと思います!
もちろん、麦わら帽子以外の帽子でも使える方法なので、麦わら帽子ではない帽子をお持ちの方も安心してご覧ください^^
必要なもの
実際に使ったのが↓↓こちら。セリアやダイソーなどの100均でも全て揃いますよ。
- 帽子★1
- ゴム★2
- 縫い糸★3
- ボタン 2個
- 縫い針
- 糸切りバサミ
- 裁断ばさみ
★1 今回ゴムを付ける帽子は↓↓こちらです。
★2 ゴムは帽子用ゴムも売られていますが、帽子用ゴムはすぐに伸びてしまうので、比較的伸びにくい平ゴムがおすすめです!
平ゴムの幅は5~6mm程度(6~8コール)が良いと思います。
「コール」というのは、「そのゴムが何本のゴム糸でできているか?」を表しています。
つまり・・・
4コール ⇒ 4本のゴム糸でできているゴム
6コール ⇒ 6本のゴム糸でできているゴム
8コール ⇒ 8本のゴム糸でできているゴム
といった感じで、数字が大きくなるほど頑丈になりますが、使っているゴム糸が商品ごとに違うので、コール数が同じでもゴム幅は異なる場合もあります。
帽子のゴムとして使う場合、ある程度の強度は欲しいですが、太すぎるのもNGなので、幅とコール数両方を見て決めることをおすすめします!
★3 今回私が使ったのは刺繍糸(合う色がこれしかなかったため…)ですが、普通の縫い糸でももちろんOKです!
付け方の手順【ボタンを使った基本編】
①ゴムをつける位置を決める
実際にかぶって決めるのが一番確実ですが、私は子どもが保育園に行っている間につけたので、同じ形の帽子に付いているゴムの位置を目安にして付けました。
↓↓こんな感じで並べてざっくりゴム位置を決めました。 |
位置がズレないように、マスキングテープなどで目印を付けておくことをおすすめします!(私は目印無しでやったので若干ズレました…^^;)
②ゴムをつけたい位置にボタンを縫い付ける
今回、私はできるだけ頭にボタンが当たらないように、麦わら帽子の麦わら部分(下図「→」の外側のリボンで隠れる位置)に縫い付けました。
外側から見ると… |
内側から見ると… |
ただ、この方法、帽子の外側から縫い糸が見える可能性があるのと、若干縫いにくさがありました(麦わらだからかもしれませんが…)。
帽子の内側に付いているリボン部分(下図「→」)に縫いつける方が外から見えることもなく、楽に縫うことが出来るので、この辺りはお好みで縫う場所を決めてください。
まずは針に糸を通して、糸の端を玉留めします。
私は刺繍糸3本を使って縫いましたが、普通の糸の場合は、頑丈にするために糸を2重にすることをおすすめします!
麦わら部分に縫いつける(帽子の外側に糸が出る様に縫う)場合
玉留めが帽子の内側に来るように、帽子の内側(下図①)から針を刺してから、帽子の外側から内側(下図②)に糸を出します。
麦わら帽子の場合、麦わらの隙間に針を通すと帽子を傷めることなく縫うことができますよ!
②から出ている針をボタンの穴に通し、①↔️②の作業を繰り返してボタンを縫い付けたら、帽子とボタンの間で玉留めをして完了…
なのですが、この玉留めが意外に難しく、浮いてしまいました^^;
ですので、私は最終的に、下図のように少し長めに糸を切っておき、数回手で固結びをしたので、参考までに。
ボタンを両側付けた状態が↓↓こちら
若干前に付けすぎました…^^; |
ボタン縫い付け部分を拡大すると…
外側の縫い目もよく見ないと分からないレベルです^^ |
帽子の内側のリボン部分に縫いつける場合
玉留めがリボンの裏側に隠れるように、リボンの裏側から針を刺します。
あとは通常通りボタンを縫い付けるだけ!
最後の玉留めも、リボンをめくってリボンの裏でやるだけなので簡単です!
まず、準備したゴムを下図のように片方のボタンに引っかけて結びます。
結び方に決まりはありませんが、私は固結びをしました。
具体的な結び方は下記画像と解説をご覧ください。
まずは普通にゴムをクロスして1回結びます。
ここでは短い方を上に重ねています。 |
↓ |
1回結んだ状態↓↓最終的にはボタンより小さめの輪っかにしましょう! |
↓ |
もう1度短い方を上に重ねて結びます。 |
↓ |
正面から見ると・・・ゴムの結び目がボタンで隠れている状態です。 |
ここまで出来たら、子供に帽子をかぶってもらって必要なゴムの長さを調べます。
今回は耳の後ろに引っかける感じにしました↓↓この状態でゴムに印を付けておくと良いですよ^^ |
少し長めにゴムを切って、先ほどと同じようにボタンに引っかけた状態で結び、輪っかを作ります。
ここは少し緩めに結んでおき、その状態で再び子供に帽子をかぶってもらって、長さの最終確認をすると失敗しません!
軽く結んだら、再度子供にかぶってもらい、ゴムの長さがOKであれば、しっかりと結んで余分なゴムを切り落とします。
完成です!
「ボタンが頭に当たって気になる!」という場合は・・・
- おしゃれなボタンを選び、帽子の外側にボタンを縫い付ける
(帽子の側面にツバが無い場合限定) - ボタン以外の方法を使う
⇒次章「帽子ゴムの付け方!ボタンが無くても簡単に手縫いでできて付け替えも楽な方法は?」で具体的な方法を紹介!
ボタンで付けた帽子ゴムの付け替え方は?
これはもうご想像通りだと思いますが、まずはボタンに引っかけてあるゴムを外します。
そして、前項③の手順で両サイドに輪っかを作った新しいゴムをボタンに掛けるだけで付け替え完了です!
帽子ゴムの付け方!ボタンが無くても簡単に手縫いでできて付け替えも楽な方法とは!?
前章で紹介したボタンを使った方法はボタンの固さがネックで、頭に当たるのが気になる子もいるかもしれません。
そんなとき役に立つのが今回ご紹介する方法になります!
必要なものはボタンを使う場合とほぼ同じ!ボタンの代わりに適当な布やバイアステープを準備してください。
方法としては、ゴムを付けたい位置にループ状(輪っか状)にしたバイアステープを縫い付け、縫い付けたバイアステープにゴムを通して結ぶだけ!
詳しくは↓↓こちらの記事で解説していますので、参考にしてみてください。
ボタンを使った方法は、帽子サイズに少し余裕がないとボタンの固さで痛みや違和感を感じる場合もあるかもしれませんが、この方法であればそんな心配も無用です!
ぜひ一度お試しくださいね^^
帽子ゴムを簡単におしゃれにする方法は!?
大人でも帽子にあご紐やゴムが欲しいときってありますよね?
そんなとき、前章までで紹介したボタンやバイアステープを使う方法を応用すれば、既存の帽子に簡単におしゃれなあご紐やゴムを付けることができるんです!
具体的には・・・
白いゴムの代わりにカラーゴムや黒ゴムを使ったり、ゴムではなくお好みの紐やリボンを付けるだけ!
特に、リボンをあごの下で縛る仕様にすれば、簡単にかわいいあご紐付き帽子に大変身しますよ!
もちろん、これは大人に限らず子供用の帽子にも使える方法です。
「紐なら伸びないから付け替え頻度も少なくて済む」と考えると、紐にしたい気持ちにもなりますが、子供用の場合(特に小さい子の場合)は紐ではなく、極力ゴムにすることをおすすめします。
その理由は危ないから!
保育園ではフード禁止の場合が多いですよね?
これは、フード付きの服を着ていると、フードがどこかに引っ掛かったり、子供同士でフードを引っ張る場合もあり、首が絞まってしまうなどの事故に繋がる危険があるからなんです。
帽子の場合も同じで、ゴムであれば伸縮性があるので、多少引っ掛かったり引っ張ったりしても比較的安全ですが、伸縮性のない紐では、首が絞まる危険性が増します。
ですので、子供用を少しでもおしゃれにしたい場合はカラーゴムの使用をおすすめします!
ちなみに、市販品でもおしゃれなハットストラップ↓↓が売られているので、ベースとなる根本の取り付け部分(留め具)はボタンやバイアステープを利用して、あとは市販品を使うのもひとつの手ですよ^^
まとめ
いかがでしたか?
ミシン不要!簡単な手縫いだけでできる、ゴムの付け替えも簡単な方法2種類↓↓と、簡単おしゃれアレンジ方法をご紹介しました。
ぜひ自分好みのデザインの帽子にアレンジしてみてくださいね!
服の名前付けに役立つ方法は↓↓
夏の遊びに↓↓
帽子の収納にも↓↓