お店屋さんごっこをするときに必ず必要になるレジスター!小一時間でできる超簡単なレジスターの作り方をご紹介します!最初に基本の作り方、後半には応用編も少しお話していますので、ぜひご覧いただければと思います。
目次
レジスターの作り方!牛乳パックと空き箱で簡単DIY!
子どもなら誰でも必ずおままごとが大好きな時期がありますよね。
「ままごと」ってすごく幅が広くて、最初は野菜や果物を切ったりして料理をするだけだったのが、お店屋さんになってみたり、お医者さんになってみたり・・・成長するにつれて高度な遊びに変化していきます。
その中でも「お店屋さん」をやるときに必需品となるのがレジスターです。
突然ですが、「はてなんだくん」ってご存じですか?こどもちゃれんじのレジセットと一緒に使うと金額を言ってくれたりする、いわゆるバーコードリーダーの役割となるおもちゃです。
こどもちゃれんじって定期的にお試し教材が来るんですが、特にレジスターは子どもが気に入ってしまって、毎回「これ欲しい!」と言われていました。。。でも親の私としてはこどもちゃれんじをやるつもりはなく、考えた結果、自分で作ることにしたんです!
では、私が小一時間で作った超簡単なレジスターの作り方をご紹介しますね!
↓完成形はこんな感じ
必要なもの
- 牛乳パック 3~5個
- 空き箱
- 麻紐(取っ手用)
- 割りばし(カードリーダー用)
- 段ボール
- リメイクシート
- OPPテープ(透明なテープ)
- 木工用ボンド
- ハサミ
- ホッチキス
- きり&ドライバー(穴をあける用)
- ペン or 鉛筆
- セロテープ
空き箱は14×23×高さ7cm程度の蓋が本体を完全に覆うタイプのものを2セット使いました。ティッシュ箱より少し大きいくらいの大きさです。
レジスター本体に使うのですが、多少大きめだったり、逆に高さが足りなくても、製作可能です!また、蓋がなかったり、逆に本体しかなかったり・・・1セットも無いという場合でも、1個箱があれば、あとは段ボールや厚紙で代用できます!
どういうことかというと・・・レジスターを横から見ると、下図(ブルー:空き箱の蓋、グリーン:空き箱の本体)の様になりますが、箱をそのまま使っているのは□の部分だけで、あとは展開して使っているので、箱じゃなくても問題ないんです。
幅(内寸)が牛乳パックを横に3個つなげた大きさよりも大きいこと!この条件だけ満たすものを最低1個準備してください!
というのも、レジスターの引き出しに牛乳パックを使うためです。高さは牛乳パックを切って調整できるので、自分が欲しい引き出しの高さがあれば問題ありません。
今回は主に、上記の大きさの箱の場合の作り方を解説していきますが、段ボールや厚紙を使う場合の作り方も載せていきますので、参考にしてください!
レジスターの作り方
1.レジスターの引き出し部分を作る
①牛乳パックの一面を切り落とす
牛乳パック(3個)の一面をハサミで切り取ります。
この状態のものが3個できます。
②牛乳パックの幅を空き箱本体の高さに合わせる
①で一面を切り落とした牛乳パックの高さが、レジスター本体のパーツとなる空き箱本体の高さと同じかやや低いぐらいになるように切り落とします(下図参照)。
牛乳パックの幅(約7cm)よりも高さのある空き箱を使っている場合は、この工程は省略してください!
ちなみに、私が使った空き箱はピッタリサイズだったので、切らずにそのまま使っています。
③牛乳パックを箱状にする
②で高さを合わせた牛乳パックをホッチキスで留めて箱状にします。
牛乳パックの内側の白色をそのまま装飾せずに使うので、図のようにホッチキスで留めるのは上の方だけにしてください!
切り取った牛乳パックも後で使うので、捨てずにとっておいてください!
④箱状の牛乳パックを組み合わせる
③で作った箱状の牛乳パック3個を横につなげてホッチキスで仮止めした後、布テープで留めます。
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このホッチキスの仮止めも上の方だけにしてください!
布テープはホッチキスで留めていない引き出し下部に巻くと引き出し全体がしっかりします。
⑤紙幣と硬貨を入れるスペースを分ける
①で切り取った牛乳パックの切れ端を使って紙幣と硬貨を入れるスペースを作っていきます。足りない分は余分に準備してある牛乳パック1本の4面をそれぞれ切り取って使ってください。
引き出しの高さは最大7cmですが、その場合でも①の工程の切れ端(3枚)+牛乳パック1本分(4枚)で足ります。
完成形は↓こんな感じになります。
①~③の3つのパーツで構成されています。
また、全て牛乳パックの内側(白い部分)が外側に来るように作り、装飾を省いています。
では、作り方の詳細です。
まず、①と②の部分を作ります。牛乳パック2枚重ねで作るため、仕切りの数×2枚ずつ必要になります。
①:幅7cm×引き出しの高さ ・・・6枚
②:幅7cm×(引き出しの高さ-1.5cm)・・・6枚
今回は、引き出しの高さよりも約1.5cm低い位置に仕切りの上端が来るように作っています(②の計算式の1.5cmがこれに当たります)が、その辺りはお好みで調整してください。
牛乳パックをそのまま引き出しに使っている場合、引き出しの高さは約7cmなので、①:7×7cm、②:7×5.5cmになります。では、この場合の一番簡単な作り方を解説していきます。
牛乳パックから一面切り取ったものを用意し、下図の様に底側から7cm毎に線を引き、ハサミで切ると、注ぎ口の手前までで7cm、7cm、5.5cmに分けることができます。
下図では分かりやすいように白い面に線を引いていますが、柄の面に線を引いておくと、切った後に線を消さなくても線が内側になって見えなくなります。
これを3枚分繰り返すと、7cm(①)×6枚、5.5cm(②)×3枚できます。
更にもう1枚の牛乳パックを使って5.5cmの仕切りを3枚作ります。
これで7cm(①)と5.5cm(②)の仕切りが6枚ずつになりました。
7cm(①)の仕切りを白い面を上にして置き、5.5cmの位置で(②と同じ高さになるように)谷折りに折り曲げます。これを6枚全て行います。
下図の様に①の上に②の仕切りを重ねて、②に合わせて折っていくと測らずにできるので楽です!
最後に、①と②をそれぞれ白い面が外側になるように2枚ずつ重ねてボンドで貼り合わせたら仕切りは完成です。
私は装飾せずに作ったので、①~③の組み立て前に、仕切りの上端部分だけOPPテープを貼りました。
次に、硬貨を入れる部分の土台となる③を作っていきます。
牛乳パックの側面(注ぎ口を切り落としたもの)を3枚準備します。
これを底面7cm、底が直角、白い面が外側になるように三角に折って、セロテープで留め、真ん中にカッターで切れ目を入れたら③の完成です。
私は高さ3.5cm(引き出しの半分の高さ)で作りましたが、引き出しの高さよりも低ければ設置可能なので、お好みの高さで作ってもらって大丈夫です。
高さ3.5cmの場合、下図の様に牛乳パックの端から順に7cm、3.5cm、8cmで折るとおおよそ直角三角形になります。
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③の切れ目に②の仕切りを奥まで(底に対して直角になるように)差し込みます(②+③)。
②+③の底に①の折り曲げた部分の片方を貼り付け、①と②をOPPテープで固定します。
底部分を貼り付けた後に、②の仕切り(下図の○部分)にOPPテープを貼ってから①に貼り付けていくと貼りやすいです。
↓底はセロテープで貼りましたが、ボンドでもOKです!
下図○部分(②の両側)にOPPテープを貼っています。
これで硬貨入れのパーツの完成です。このパーツを3個作ってください。
これを引き出しの手前側ピッタリにボンドで貼り付け、パーツと引き出しの隙間を埋めるようにOPPテープなどを貼ったら完成です!
ボンドで貼るだけだと、パーツと引き出しの間に隙間ができます。私はその隙間をそのままにしていたので、厚紙で作った薄いコインが間に挟まってしまい、取るのが大変でした。OPPテープじゃなくてもいいですが、何かしらの方法で隙間を埋めることをオススメします!
ここまで出来たら、次は引き出しをはめ込むレジスター本体を作っていきます。
2.空き箱を組み合わせてレジスター本体を作る
①空き箱本体を展開し、蓋と組み合わせる
空き箱本体の角4か所全てを切り、一面だけ切り落とします。
これを空き箱の蓋部分に差し込み、ボンドで貼り付けます。
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上図の↔部分の長さが約20cm(牛乳パックの高さ=引き出しの奥行き)以上となるように空き箱本体を差し込む量を調整してください!
また、切り落とした面も後で使うので、捨てずにとっておいてください!
空き箱本体が無い場合は、下図の大きさに段ボールや厚紙を切って使ってください。
②レジスター本体の側面内側になる部分に牛乳パックを貼る
空き箱本体の蓋からはみ出している部分を立てて、内側に牛乳パックの1面を切り抜いたものを貼ります(下図←部分)。
高さが牛乳パックの幅(7cm)より低い空き箱を使っている場合は空き箱の高さに合わせて切った牛乳パックを貼り付けます。
私は牛乳パックで作った引き出しに比較的ピッタリサイズの箱だったのと、牛乳パックの切れ端が余っていたので牛乳パックを使いましたが、引き出しよりも大きめの箱を使っている場合は、段ボールでもOKです!
③引き出しサイズと合うように段ボールで大きさを調整する
引き出しを入れてみて、横幅や奥行きが大きすぎる場合は、レジスター本体の内側(側面と奥)に段ボールを貼って大きさを調整します。
引き出しの外側に段ボールを貼って大きさ調整してもOKです!どちらにするかはお好みで。
ちなみに私は奥行きはピッタリ、横幅は多少の余裕はありましたが、段ボールは貼らずに、この工程は省略しました。
④レジスター上部に空き箱の蓋をかぶせる
2つ目の空き箱の蓋の角4ヶ所を切って展開し、レジスター上部にかぶせてボンドで貼り付け、手前部分の余ったところは切り取ります。
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これでレジスター本体の土台完成です!
3.仕上げ
①装飾する
引き出しを装飾します。
私は内側の牛乳パックの白い面はそのまま利用し、下図の様に引き出し上部と外側全面にリメイクシートを貼りました。
私が使った空き箱は無地の茶色でそのまま使えそうだったので、レジスター本体の装飾はしませんでしたが、必要に応じてレジスター本体も装飾してください。
②引き出しに取っ手を付ける
2-①で切り落とした空き箱本体の一面を使います。
空き箱の切れ端が無い方は段ボールでもOKです!。
空き箱の切れ端や段ボールを装飾する方はまず装飾をしてください(片面だけでOKです)!
板の取っ手を付ける部分(2ヶ所)に外側(表側)から内側(裏側)に向かってキリで穴をあけ、外側から取っ手の紐を通して内側で縛ります。
私は麻紐で三つ編みをしたものを使ったので、キリであけた穴をドライバーで広げました。使う紐に応じて穴の大きさを調節してください。
また、私と同じように三つ編みをする方は、適当な長さ(三つ編みにすると短くなるので作りたい長さよりも長めに!)に切った3本の紐を取っ手を付ける部分に通して裏側で縛った状態で三つ編みをするとやりやすいです。
取っ手を付けた板をボンドで引き出し前面に貼り付けたら引き出しの完成です!
③電卓を貼り付ける
この後、バーコードリーダーも設置するので、まずはそれぞれの配置を大まかに決めてください。
私は下図の様な配置にしました。
では、電卓を貼っていきます。
貼り方ですが、電池交換が不要の電卓を使う方は、ボンドなどでベッタリ剥がれないように貼ってしまって大丈夫です!
私は電池交換が必要な電卓を使用したため、剥がせるように、OPPテープを接着面が外側にくるように1周巻いたもので貼り付けました。
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ただこの方法、結構はがれやすいのか、力加減というものを知らない0歳児に何度か剥がされているので、改善策を考え中です。
④バーコードリーダーの設置場所を作る
準備したバーコードリーダーの大きさに合わせて設置場所を作ります。私は、2-④で切り取った空き箱の蓋の切れ端でバーコードリーダーを乗せる場所を作りました。
実際にバーコードリーダーを設置すると下図の様になります。適当に作りすぎて奥行きがギリギリ、横幅は大きめになってしまいましたが、問題なく使えています。
⑤カードリーダーを設置する
レジスターの側面に設置していきます(下図○部分)。
割りばしを2つに割って、ハサミで作りたい長さに切り、割り箸の長さに合わせて土台の段ボールも切ります。
段ボールの大きさ:切った割り箸の長さ×(割り箸の幅+カードが通る隙間+2cm)
私が実際に作った大きさ:9.4cm×3.7cm
設置したときに外側になる割り箸をボンドで土台の段ボールに貼り付けます(割りばし底面と外側側面)。
段ボールを指で潰しながら貼ると貼りやすいです!
次に、設置したときに内側になる割り箸も貼り付けます。
土台の段ボールを内側の割り箸に沿って直角になるように折り曲げ、割り箸の側面に貼り付けます。
レジスター本体の設置場所にボンドで貼り付けたらカードリーダーの完成です。
お疲れさまでした!レジスターの完成です!
手作りレジスターにはセリアのバーコードリーダーがコスパGood!
レジスターを作ろうと思ったときに、必ず必要になってくるのがバーコードリーダー(スキャナー)だと思います!そして、バーコードリーダーはやっぱり「ピッ!」と音が鳴る方が子どもも楽しいですよね。
実は、音が鳴るバーコードリーダーを手作りすることもできるんですが、100均でも売っているんです!私はセリアで要望を満たしてくれるバーコードリーダーを発見したので、手作りせずにセリアのバーコードリーダーをそのまま使っています。
上図の赤いボタンを押すと「ピッ!」と音が鳴ります。
当たり前ですが、100円+税(電池は別売)で購入できます。ただ、デザインは確かに微妙。。。またアレンジしようかなと考え中です。
「自分の好みのデザインで作りたい!」という方は立体的なボタンがついているキッチンタイマーをバーコードリーダーの中(商品に当てる部分)に埋め込むことで、簡単に音が鳴るバーコードリーダーが作れるので、試してみてくださいね。
手作りレジスター!木製もおしゃれ!
今回は空き箱と牛乳パックで作りましたが、木箱を使って木製レジスターにしたらもっとおしゃれですよね!セリアやキャンドゥなどの100均の木箱を使えばコストも抑えられますしね。
実は私も、最初はセリアの木箱でレジスターを作れないか考えていたんです!ただ、考えている途中でかなりピッタリサイズの空き箱が手に入ったので、木製はやめて、空き箱と牛乳パックで思い付くままに作ってしまいました。
まだどのように作るか考え中…という方は、木製も候補に入れてみてはいかがでしょうか?
手作りレジスターでも飛び出す引き出しを作製可能!
コンビニなどの本物のレジスターを想像したときに思い浮かぶのは、「飛び出す引き出し」ではないでしょうか?
手作りの良いところは好みのデザインにできて、なおかつコスパが良いところだと思いますが、それでもできるだけ本物に近いものを作りたいですよね!そこで、リアリティを求める方にオススメなのが「飛び出す引き出し」です!
ただ、この「飛び出す引き出し」って作り方を知らないと「なんだか難しそう・・・」と諦めがちだと思うんです。
けど実は、この「飛び出す引き出し」って原理を知ってしまえばすごく簡単!それこそ誰でも作れます!
では原理と作り方を簡単に解説していきますね。
- レジスター本体の手前側と引き出しの奥側を輪ゴムでつなげる
- レジスターに引き出しを押し込み、出てこないようにストッパーを付ける
- 輪ゴムは本体と引き出しそれぞれにあけた穴に通してつなげると頑丈になると思います。また、レジスターの装飾後に付ける場合はヘアゴムなどを使うと外から見えても可愛いので、オススメです!
- ストッパー①:紐などで引き出しと本体をしばり、本体の背面だけ固定する → 引き出し前面の紐を下げると引き出しが飛び出る仕様
- ストッパー②:レジスター本体の上面奥(引き出しの内側になるように)に穴をあけ板を差し込む → 板を引き出しより上まで引き上げると引き出しが飛び出る仕様
たったのこれだけで「飛び出す引き出し」の完成です!
ストッパーは2つ方法を載せましたが、引き出しをレジスター本体から出てこないように押さえておき、引き出しを出したいときに簡単に外せればOKなので、①②以外のお好みの方法で作ってもらっても大丈夫です!
いかがでしたか?意外に簡単ですよね。
我が家ではまだ飛び出す引き出しにはしていませんが、最近使う頻度が減っている気がするので、飛び出す引き出しにレベルアップさせようか検討中です。
手作りレジスター!レシートでよりリアルに!
本物のレジスターに必ずあるのがレシートが出る機能ですよね!
手作りレジスターで本物の様にレシートが出る仕掛けを作るのはなかなか難しいですが、それっぽいものは簡単に設置できます。
私が一番簡単だと思うのはレシート代わりにメモ帳を貼ること!
ボンドでベタ付けしてしまうと紙の交換ができなくなってしまうので、磁石で貼り付ける仕様にするのがオススメです!
レジスター本体には磁石が貼り付く土台や対になる磁石を固定しておき、磁石付きのクリップ(クリップに磁石を貼ったものでもOK)にメモ帳を挟んでくっつければ簡易レシートの完成です!
まとめ
いかがでしたか?
今回のレジスターはほとんど廃品利用で、割り箸もどこかのお店でもらって余っていたものなので無料!
購入したのは麻紐と電卓、バーコードリーダーですが、全て100均アイテム(セリア)なので、かかった費用は300円+税だけです!
簡単でコスパも良い手作りレジスター、ぜひ作ってみてくださいね。