牛乳パックのクッションの簡単な作り方を画像付きで解説します!子供の身長に合わせて作れるので、椅子の座面の高さ調整や足置きにも最適です!すごく簡単なので、ぜひ作ってみてください!
目次
牛乳パックのクッションの作り方!小さめから大きめまで自由自在!
椅子を買おうとしたり、既に使っている椅子を他のことに使いたいと考えたときに、「もう少し座面が高ければなぁ」とか「座面は丁度いいけど足が届かないよ~」といったことってありませんか?
我が家では、電子ピアノを買ったときにその問題にぶつかりました。
結構物があふれている我が家。。。電子ピアノをスタンド付きで買うと置き場所に困ると思い、既にあるオープンラックを横に並べた上に置くことにしたんです。↓↓こんな感じ。
ここまでは予定通り!ばっちり納まりました!ただ、子どもが弾くには高さが微妙・・・そこで、子どもがご飯を食べるときに使っている椅子が使えないかな?と思ったのですが、これが低すぎました・・・市販の座布団を敷くという手もありますが、子どもの身長ってすぐ大きくなるじゃないですか?買うのはもったいなくて・・・
そこで私は「家にある物で作っちゃえばもったいなくないじゃん!」と考え、作ったのが今回ご紹介する牛乳パックのクッションです。
というわけで、牛乳パックのクッションの簡単な作り方をご紹介します!
必要なもの
まず、今回牛乳パックのクッションを作るのに使った材料と道具について解説します。
- 牛乳パック:3個(作りたい大きさによって変わります)
- 新聞紙:牛乳パックのジャバラ(作り方は後述)でもOKです!
- クッション素材:古タオルなど家にある要らないものでOKです!
- カバー用の布:古布を使えばコスト削減に!
- マジックテープ(洗えるもの)
- 裁縫セット(針・糸・ハサミ)
- 大きい輪ゴム(無くてもOK!)
牛乳パックのクッションの簡単な作り方
1.牛乳パックに新聞紙を詰める
まず、牛乳パックに新聞紙を詰めていきます。
↑こんな感じです。これで4枚の新聞紙が入っています。 |
新聞紙の詰め具合で強度(耐荷重)が決まります!
新聞紙を詰めれば詰める程、強度(耐荷重)は増しますが、大きいクッションを作る場合は、その分重くなるので注意は必要です。
今回は牛乳パック1個に4枚の新聞紙を詰めましたが、60kg超の夫も座れる強度になりました。
【牛乳パックのジャバラの作り方】
まず、開いた牛乳パックの注ぎ口と底の部分を切り落とします。
↓ |
次に、折れ目に沿って山折り、谷折りの順に折れば完成です。下図のように、ジャバラの端っこの折れ目を重ねながら詰めると、より強度が出ます。
牛乳パック1個に3枚のジャバラを詰めた場合、60kg超の夫も座れる強度になりました。ただ、新聞紙に比べて表面が固くなるので、クッション素材を厚めにした方が良いかもしれません。
2.新聞紙を詰めた牛乳パックの開口部を閉じる
新聞紙を詰めた牛乳パックの開口部を閉じて、布テープでしっかりと留めます。
↑こんな感じです。
この状態のものを3個作ります。 |
牛乳パックのジャバラを使う場合は、開口部を閉じる前に外から見てもジャバラの向きが分かるように入れ方を統一するか、目印をつけておくことをオススメします!
牛乳パック1個に入れたジャバラの数が少なければ、側面を少し押すことでジャバラの向きが分かりますが、牛乳パック一杯にジャバラを詰めた場合、ジャバラの向きが分からなくなる可能性があります。
3.新聞紙を詰めた牛乳パックを組み立てる
新聞紙を詰めた牛乳パックを横に並べて布テープで巻き、しっかりと固定します。
↑こんな感じで上下2か所、グルっと一周巻いて下さい。 |
4枚の新聞紙を詰めると若干牛乳パックが膨らんだ状態になりますが、牛乳パックの角と角が引っ付くくらいにしっかりと押さえて布テープを引っ張りながら巻いてください!
牛乳パックと牛乳パックの間に隙間がなくなり、強度が増します。
牛乳パックのジャバラを使う場合は下図のように、ジャバラの向きが縦になるように組み立ててください。横向きだと強度が弱くなります。
強い ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ |
4.組み立てた牛乳パックをクッション素材で覆う
まず、組み立てた牛乳パックを準備したクッション素材で覆います。
今回は古くなったバスタオルを巻いています。
通販の梱包などで使われていた大きい輪ゴムを使って仮止めをしました。 輪ゴムが無ければ紐で縛ったり、仮縫いしたり・・・何でも大丈夫です。 |
次に、角の出っ張っている部分を針と糸で縫います
(下図参照:かなり雑ですが・・・留まればいいという感じです)。
↓ |
これで牛乳パックのクッションの中身は完成です!
完成した中身をビニール袋に入れてOPPテープや布テープで留めておけば防水になります!お食事クッションとして使う場合などにオススメです!
5.牛乳パックのクッションカバーを作る
今回は、しっかり採寸をする必要が無い、簡単な洗えるクッションカバーを作ります。牛乳パックのクッションが入る袋を作り、その開口部をマジックテープで留められる仕様です。
ミシンがあれば30分もかからずできると思います!ただ、うちにはミシンが無いので全て手縫いで作りました。マジックテープの取付け以外の部分は、頑丈にするために全て本返し縫いをしています。
では、作り方を解説します。
①カバー用の布を裁断する
牛乳パックのクッションの中身に、用意した布を裏返しで巻きます。
袋の側面になる部分は1~1.5cm、開口部になる部分はクッションの高さ分くらい上下の布が重なる大きさに裁断します。
裁断したい箇所より少し大きめの部分に印をつけておいてから裁断すると失敗が無いと思います。
ちなみに、私は線のある布だったので、印もつけずに目分量で裁断しましたが、問題ない仕上がりになりました。←印をつけない場合は裏返しで巻く必要はありません。
②開口部になる部分を折り返して縫う
開口部になる部分を上下ともに1cmほど裏側に折り曲げて縫います。
ほつれ防止と見た目を良くするためです。
私は、開口部の片側はほつれ防止加工がされていたので、片側のみ縫いました。
下側の布の方が大きいのは、縫うところを減らすために、ほつれ防止加工がされている部分を残して大きめに裁断したためです。
③カバーの側面を縫う
布を裏返しで半分に折り、側面を外側から5mmくらいのところで縫います。
下の布の出っ張っている部分の側面が切りっぱなしの状態なので、ここで下の布を上の布に合わせて裏側に折り返し、側面の縫い目に合わせて縫いました(通常は上下同じ長さに裁断しているはずなので、この工程はありません)。
単純に、側面を縫うときに一緒に縫い合わせるのを忘れたため、後から縫うことになったのですが、これにより開口部を二重に縫うことになったので、頑丈にもなり結果オーライかなと思っています!
頑丈にしたい方はあえて開口部付近のみ二重で縫うのも有りだと思います!
④マチを作る
カバーの中にクッションを入れ(カバーは裏返しのままです!)、底の部分を三角になるように縫います。
中身のクッションから1cm弱外側を縫っておくと、カバーを表に戻したときに適度な余裕ができます。
⑤マジックテープを付ける
カバーを表にし、クッションの中身を入れます。
開口部を下図のように折り、丁度いい位置にマジックテープを縫い付けます。
↓ |
↓ |
ここだけまつり縫いで縫いました。
⑥完成
椅子にピッタリ納まりました!
我が家では下図のような木製の椅子で使用していますが、よくある豆椅子にもピッタリの大きさですよ!
ちなみに↑こちらの椅子、コロコロ向きを変えると耐荷重80kgにもなるので、キッズチェアとしてだけでなく、大人も使える踏み台にもなり、色々な使い方ができるのですごく便利です!机とセットで使うとさらにバリエーションが増えて便利なので、机も買おうか検討中です♪
今回は固定用の紐やゴムなどはつけていませんが、背の高い椅子で使う場合など、子供が座っているうちにズレそうな場合は固定できるように紐やゴムを縫い付けると安心ですよ。
固定したいけど紐などを縫い付けるのは面倒・・・という方は、下に滑り止めシートを敷くと滑りにくくなるので一度試してみてくださいね!
牛乳パックのクッション!お食事クッションや座布団、足置きとしても大活躍!
お食事クッションとして
子供の成長段階で、ベビーチェアはもう小さいけど、まだ大人のダイニングチェアでは大きい・・・という時期があります。こんなとき、牛乳パックを使えば各家庭の椅子の大きさに合ったお食事クッションができるので便利です!
市販されてはいますが、大きさがピッタリのものを探すのは一苦労・・・その点、牛乳パックのクッションなら、牛乳パックさえ家にあればすぐに作れます!
市販のものだと安くても1000円以上はかかりますが、今回は布とマジックテープを購入して、合計550円(税抜き)でできました!ちなみに布もマジックテープもクッション1~2個分作れるくらい余っているので、実際のコストはもっと低くなります。
また、古くなった洋服の布などを再利用すればもっと低コストで作れますよ!
「期間限定でしか使わないし、買うのはもったいない!」と思われている方は、簡単なので是非作ってみることをオススメします!
座布団として
牛乳パックのクッションはかなり頑丈で、前述したように耐荷重の大きいものが作れるので、大人も使える座布団にもなります!
通常の綿が入った座布団は、使っているうちに綿が潰れて薄くなったり、片側に寄って凸凹してきたりすることがありますが、牛乳パックのクッションはそういったことが無いので、長期間作ったときと同じ状態で使えます。
足置きとして
牛乳パックのクッションは足置きとしても代用できます!
子どもはもちろんですが、大人も椅子が高くて足がつかない場合ってありますよね。そんなとき、牛乳パックのクッションなら使う人の身長に合わせて高さを変えられるので便利です!
足置きとして作る場合、牛乳パックの中に詰めるのは新聞紙よりも牛乳パックのジャバラの方が表面が固く平らになるのでいいかもしれません。また、表面にクッション素材ではなく段ボールを貼って、リメイクシートなどでアレンジしてもいいと思います。
また、足置きの場合は踏ん張れるように、裏に滑り止めを貼ると滑りにくくなっていいと思います。
牛乳パックのクッション!ジョイントマットも使える!
今回はクッション素材として古タオルを使用しましたが、ジョイントマットも使えます!
ジョイントマットならそのままでも防水性がありますし、組み立てた牛乳パックのクッションの大きさに合わせて切り、ボンドなどで貼るだけなので、針と糸を使う必要が無く、より簡単に作れます。
ただ、ご存じのようにジョイントマットはやや硬いため、柔らかめの座布団やクッションとして使いたい場合には硬すぎるかもしれません。逆に、固めの座布団や足置きなどにしたい場合にはオススメです!
まとめ & 応用編
今回ご紹介したクッションの様に、牛乳パックを切らずに横に使うのが一番簡単ですが、この方法だと牛乳パックの幅より低いクッションは作れません。
そこで、もっと低いクッションが作りたい場合や細かく高さ調整をしたい場合は、牛乳パックを縦に使う方法もあるので、お好みで作ってみてください!
牛乳パックを縦に使う場合の中身の作り方
①作りたいクッションの高さに牛乳パックを切ります
②切った牛乳パックを立てた状態で並べて固定し、中に新聞紙を詰めます。
③クッションの大きさに切った段ボールを乗せて固定したら完成です。
詳しくは↓↓こちらの正座椅子の作り方【画像付き】をご覧ください