おうち遊びを盛り上げる牛乳パックボーリングの作り方と色々な遊び方をご紹介します!コロナによる外出自粛で外に出られずにストレスが溜まりがちですが、室内でもいつもと違う遊びをすればストレスでイライラする日々ともおさらば!低コストで作れるので、ぜひ一度ご覧くださいね。
目次
おうち遊びに最適な牛乳パックボーリングの作り方!
コロナによる保育園休園で家庭保育の日々。出掛けられるわけでもなく、外遊びは庭か近くの公園のほぼ2択状態。こんな状態だと子供も親もストレスが溜まりがちでいいこと無いですよね。
そこで、我が家ではおうち遊びだけど、いつもと少し違う遊びができないか考えて試行錯誤しています。その中で牛乳パックボーリングを作ってみたので、その作り方をご紹介したいと思います!
倒れやすさを調節できる比較的リアルなボーリングのピン(リアルver.)と、簡単だけど頑丈なボーリングのピン(頑丈ver.)の2種類の作り方と特徴をご紹介しますので、お子さんの年齢に合わせて作ってみてくださいね。
また、牛乳パックにぴったりサイズのボーリングのピンの型紙もありますので、必要な方はご利用ください。
必要なもの
下記は基本の作り方で必要なものになります。
- 牛乳パック
- OPPテープ
- はさみ
- 両面テープ(作り方によっては頑丈ver.は不要)
- セロテープ(リアルver.のみ)
- ホッチキス(頑丈ver.のみ)
- ボーリングのピンの型紙(必要に応じて下記からダウンロードして下さい)
※A4サイズの用紙に縮尺100%で印刷して使用してください。
牛乳パックボーリングの作り方
リアルver.と頑丈ver.の2種類の作り方をご紹介していきます。それぞれの完成形と特徴は↓↓こちらです。
リアルver. |
頑丈ver. |
それぞれの特徴を簡単に比較してみました。
リアルver. | 頑丈ver. | |
リアル度 | ||
頑丈度 | 上の完成画像に少し手を加えることでやや強度を増すことは可能 |
赤ちゃんが触っても安心 |
難易度(製作時間) | 頑丈ver.に比べるとやや手間がかかる |
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倒れやすさ (基本の作り方での評価) |
倒れやすさの調整は可能 |
倒れやすさの調整は可能 |
収納しやすさ | ピン10本で注ぎ口無しの牛乳パック6本分 |
上記特徴を参考に作るピンを決めてくださいね。
ちなみに、我が家は1歳児の餌食になっても壊れないように頑丈ver.メインにして、一部リアルver.も使って遊んでいますよ。
次章では型紙を使った基本的な作り方を解説していきますが、遊びの幅が広がるオリジナルボーリングピンへのアレンジ方法やオリジナルボーリングピンを使った様々な遊び方も後述していますので、作る前にそちらも見ていただくと、より楽しめる牛乳パックボーリングが作れると思いますよ!
ボーリングのピン☆リアルver.の作り方
①牛乳パックの注ぎ口を開き、角4箇所を底に向かって切り開く
ここは頑丈ver.も全く同じなので、2種類作る方はまとめて作る個数分開いておいてもOKです。
↓ |
②注ぎ口を3ヶ所切り落とす
下図◯のように注ぎ口3ヶ所をハサミで切り落とします。
間違えて注ぎ口を全て切り落としてしまっても作れる(実際に私はやらかしました;)ので、そのまま進めてくださいね!
③白い面に切り抜いたピンの型紙を貼り付ける
下図の様に型紙の裏に両面テープを貼り、牛乳パックの底(下図□)にできるだけ近い位置に貼り付けます。
オリジナルボーリングピンへのアレンジをする場合、アレンジの仕方によっては両面テープを使わずに仮止め程度にした方がいい場合もあるので、アレンジする方は遊びの幅が広がるオリジナルボーリングピンへのアレンジ方法を先にご覧ください。
↓ |
④ピンの表面にOPPテープを貼る
ピン4本の真ん中(下図①)にOPPテープを貼った後、サイド(下図②)1ヶ所にもOPPテープを貼り、その余りで他のサイドを貼っていくと最小限のOPPテープでピンを覆うことができます。
⑤はさみでピンの形に切る
底は繋がった状態のまま、ピン上部に糊代部分を残してピンの形に切っていきます。
最初は底(下図ーーー)に合わせて切っておき、最後にピンの底から底に向かって斜めに(下図ーーー)切り落とすと楽です。
↓ |
※画像は注ぎ口を誤って切り落としてしまったため糊代部分が短いですが、気にせず進めてください。 |
⑥糊しろ部分を折り曲げる
下図のように4ヶ所全ての糊しろ部分を折り曲げます。
⑦組み立てる
注ぎ口部分を残した糊しろの下(裏)側に両面テープとセロテープで注ぎ口部分を切り落とした2か所の糊しろ部分(下図◯)を貼り付けます。
↓ | ||
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注ぎ口部分の余分な部分をハサミで切り落とし、ピンの倒れやすさの調整をする場合は調整をした後に残り1か所の糊しろを同様に貼り付けます。
↓ |
全ての注ぎ口部分を切り落としてしまった場合の組み立て方法
牛乳パックの切れ端を2.5×2.5cm程度の正方形 or 2.5cm×3cm程度の長方形(下図□)に切ったものを準備し、それを注ぎ口部分に見立てて4か所全て(倒れやすさの調整をする場合は3か所→倒れやすさの調整後に残り1か所)の糊しろ部分を両面テープとセロテープで貼り付けます。
正方形の場合は下図のようにピンを互い違いに組み合わせる形になります。 長方形の場合は下図のように長方形の短辺に接する2つのピンで長辺と接する2つのピンを挟む形になります。 |
注ぎ口が残してある場合と同じように、セロテープは裏側(内側)に貼り付けてもいいですが、私は少し不安だったので外側にも貼りました。
何もせずに作るとやや倒れにくいピンになるので、倒れやすくしたい場合は下記の作業をしてみてください。
- ピンの重心が上の方にくるようにする
牛乳パックの切れ端を何枚か重ねてセロテープで巻いたもの(重り)を準備し、両面テープとガムテープでピンの内側上部に貼り付ける。私は↓↓こんな感じのものを貼り付けました。
多用途の木工用ボンドがある方はボンドで貼り付けてしばらく上に重石になるものを置いてしっかりとくっつけてからセロテープで補強するとより頑丈になると思います。
- ボールの勢いを伝わりやすくする
ピン内側のボールが当たるであろう位置に両面テープとセロテープで牛乳パックのリングを付ける私は注ぎ口を切り落としてあった切れ端をピンの内側に入れたときにピンに接する程度よりやや長めになるようにホッチキスで繋いでリングにしました。 ↓ 完成形
お疲れさまでした!完成です!
ボーリングのピン☆頑丈ver.の作り方
①牛乳パックの注ぎ口を開き、角4箇所を底に向かって切り開く
ここはリアルver.と全く同じです。
↓ |
②注ぎ口部分を3か所(側面になる部分2か所+1か所)切り落とす
最終的に牛乳パックの糊しろを含む面が側面にくるようにしたいので、「糊しろを含む面+その向かい側」と残り2か所の内1か所を切り落としてください!
この段階でのアレンジがベストです!④の組み立て後でも可能ですが、この段階の方が平らなので描きやすいです。
実際に4歳児にやってもらった結果が↓↓こちら
組み立て後※ |
組み立て前 |
※◯の塗りつぶしてある部分は私が手直ししています。
ご覧の通り、組み立て後だと思うように描けなかったため、これ以降は全て組み立て前のこの段階で描いてもらいました。
※アレンジ方法はこちら→遊びの幅が広がるオリジナルボーリングピンへのアレンジ方法
③側面になる部分をそれぞれ2か所折り曲げる
牛乳パックの柄の面を上にして置き、牛乳パック側面上部の中心と牛乳パック底面の角を結ぶラインを谷折りにします(下図ーーー)。
下図のように折り曲げる部分に定規を当てて折ると比較的楽にきれいに折り曲げることができます。
特に牛乳パックの糊しろ部分はかなり固いので、定規使用を強くおすすめします!
↓ |
④組み立てる
下図のように注ぎ口の部分を折り曲げてホッチキスで留めます。
→ |
何もせずに作るとやや倒れにくいピンになるので、倒れやすくしたい場合は下記の作業をしてピンの重心が上の方にくるように調整してください。
ピンの内側上部(ホッチキスで留めた部分より上の位置)に適当な紙を丸めたもの(重り)に木工用ボンドなどを付けて押し込み、落ちてこないようにガムテープなどのテープで補強する。
反対側の牛乳パックを立ち上げて上部のみOPPテープで貼ります。
↓ |
⑤切り抜いたピンの型紙を貼り付けてOPP テープで覆う
私は下図のように、ピンの型紙の右半分にかかるようにOPPテープを貼ったものを貼り付け、牛乳パック側面の浮いている部分も一緒に留めてしまいました。
その後、左半分にもOPPテープを貼り、左側の側面も一緒に留めました。
↓ |
↓ |
組み立て前に絵を描いたりしてアレンジした場合は、ここで表面にOPPテープを貼ってコーティングだけしてください。この場合もピンの真ん中に合わせてOPPテープを貼り、側面も一緒に留めるようにするといいですよ!
両面のコーティングが終わったら完成です!
牛乳パックでもボーリングピンの型紙を使えば意外に簡単に本格的なボーリングピンができましたね。
では次に、作り方の途中で少し触れたアレンジ方法をご紹介しますね!
「子供も一緒に作れて」「遊びの幅も増える」一石二鳥のアレンジ方法なので、ぜひお試しください!
おうち遊びに最適な牛乳パックボーリング!遊びの幅が広がるアレンジ方法をご紹介!
全部で3種類のアレンジ方法をご紹介します!
①牛乳パックに自由に絵を描く方法
完成形は↓↓こちらです。
【頑丈ver.の場合】
組み立てる前の段階で、完成時に正面と裏側にくる面にお好みの絵を描いておき、組み立て後にOPPテープでコーティングをするだけです。型紙を使うよりもある意味簡単かもしれませんね。
【リアルver.の場合】
ボーリングピンの型紙を貼り付けるときに、両面テープではなくマスキングテープなどで仮止めをしておき、ペンで型を取ったら型紙を外します。描いたボーリングピンの輪郭の中にお好みの絵を描き、通常通りOPP テープでコーティングをして描いたピンの形で切って組み立てます。
写真の物は全て油性ペンを使って描いていますが、クレヨンなど牛乳パックに描けるものなら何でもOKです!
クレヨンはイースターの飾りの簡単な作り方【型紙付き】100均グッズで子どもと一緒に作ろう!で実際に使用していますが、意外にも適当にグルグル描くだけで味が出ておしゃれになるのでオススメですよ!
②ピンの型紙の中に絵を描く方法
私は↓↓こんなのを作ってみました。
皆さんご存じのアンパンマンです!
この作り方の場合はリアルver.も頑丈ver.も共通で、開いた牛乳パックに両面テープでボーリングピンの型紙を貼り付けた後、ピンの中※にお好みの絵を描き、後は各ver.の作り方通りに組み立てとOPPテープでのコーティングをしていくだけです。
※ 頑丈ver.の場合は上の写真のようにピンの外にも描いてOKです!
この方法の良いところは、通常の紙に描く場合と同じように描けるところです!
牛乳パックに直接描くとなるとペンやクレヨンなどしか使えませんが、この方法では通常のコピー用紙に印刷した型紙に直接描くことになるので、色鉛筆なども使えます!
実は、上のアンパンマンの黒い輪郭はペンを使っていますが、顔の色は色鉛筆を使って何色か重ね塗りをしています。
細かい色合いが出せるのもこの方法のメリットかもしれませんね。
また、上の写真ではピンの中に顔を描いていますが、ピンを顔の輪郭に見立てて様々な表情の顔のパーツを描いても面白いと思います!
③お好みのイラストを貼る
この方法は絵心不要の誰にでもできる方法になります。
好きなキャラクターや可愛いイラストを印刷したものを、上記①、②の方法の絵を描く代わりに貼る方法になります。ボーリングピンの型紙の上に貼っても良いですし(②ver.)、ボーリングピンの型紙無しで直接牛乳パックに貼り付けても(①ver.)OKです!
①②では自分で何かしら絵を描く作業をしていますが、この方法は絵を描く必要が無いので、もしお子さんに難しいキャラクターをリクエストされたとしても快く引き受けられますよ!
というわけで、3種類のアレンジ方法をご紹介しました!
どれでもお好みの方法でお好みのデザインのオリジナルボーリングピンを作ってみてくださいね!特に絵を描く作業はご家族みんなで楽しくできますので、ぜひ牛乳パックボーリングを作る作業から楽しんでみてくださいね。
そして作った後は遊ぶだけなのですが、おうちでの室内遊びなので、いつも同じ遊び方だとすぐに飽きてしまうかもしれません。せっかく作ってもあまり遊ばなかったら悲しいですよね。
というわけで、次章ではアレンジしたオリジナルボーリングピンだからこそできる飽きないための様々な遊び方と、ご紹介する全ての遊び方を共通のボーリングピン10本で遊ぶためのボーリングピンの作り方をご紹介していますので、ぜひご覧ください!
一度、ボーリングピンの具体的な作り方を確認したい場合は↓↓こちらからどうぞ。
おうち遊びに最適な牛乳パックボーリング!飽きないための様々な遊び方!
全部で3種類の方法をご紹介します。
①普通のボーリングとして
アレンジ無しの普通のボーリングのピンで通常通り10本並べて通常のルールにのっとって遊ぶ方法です。
比較的大きいお子さんならこちらの方法で家族で勝負するだけでも夢中になりそうですね!
実際に倒してみました↓↓意外に倒れます!
②ポイント制
絵柄やピンの種類によってポイントを決めておいて、倒れた本数ではなくポイントを加算していく方法です。
高いポイントのピンを大人では倒れにくい位置に、子供では倒れやすい位置に配置する、などの工夫をすることで、技量の差があっても良い勝負ができるようになるので、小さいお子さんがいるご家庭にもおすすめです!
↓↓こんな感じで自由に
③射的ゲーム風
まず、オリジナルボーリングピンを幾つか準備し、それぞれのピンに対応した景品を準備しておきます(もちろん普通のボーリングピンを含めてもOK!)。そのピンを横に1列に並べ、ピンが倒れたら倒したピンに対応した景品がもらえるゲームです。
「景品にお金がかかる!」と思われた方もみえると思いますが、景品は家にあるお菓子やすごく簡単に作れるおもちゃ、〇〇券など、何でもOKです!その日食べる予定のお菓子だったら全く無駄になりませんよね。お子さんと一緒に景品を考えても楽しいと思いますよ!
以上!3種類の遊び方をご紹介しました!
では、これらの方法を共通のボーリングピン10本で自由自在に遊ぶためのボーリングピンの作り方をご紹介します!
作り方は単純明快!
各ボーリングピンの「表側をアレンジ無し」、「裏側をアレンジ有り」で作るだけです!
実際に作ったものがこちら↓↓
表側 |
裏側 |
全てのボーリングピンをこのように作っておけば、10本作るだけで普通のボーリングもでき、オリジナルボーリングピンを使った遊びもできるので、ぜひ実践してみてください!
そして最後に、大人と子どもの技量差が大きい場合にどの遊び方においても確実に、そして簡単にその差を埋められる方法をご紹介します!
その方法は・・・「ボールの大きさを変えるだけ」です!
大きめのボールの方が倒れやすいので、子供は大きめのボール、大人は少し小さめのボールにして技量の差を埋めるとより楽しめると思いますよ。
ちなみに我が家では牛乳パックで作った下図のボール(直径はリアルver.のピンの高さとほぼ同じくらい)メインで、場合によっては直径25cmくらいのビーチボール様のボール(空気を入れて膨らませるタイプのもの)も使っています。
この牛乳パックのボール、穴があいているのでボーリングをするには最適ですよ! また別記事で作り方をご紹介する予定ですので、お楽しみに! |
ボーリングピンの作り方へは↓↓こちらから戻れます。
必要な材料と道具から確認したい場合は↓↓こちらからどうぞ。
おうち遊びに最適な牛乳パックボーリング!保育園の集団遊びや牛乳パック工作にも!
今回ご紹介した牛乳パックボーリングは廃品利用で低コストなので、ただ家で遊ぶだけでなく、保育園での集団遊びにも最適です!
保育園での製作物として子どもたちと一緒に絵を描いてオリジナルボーリングピンを作り、自分達が作ったものでみんなで遊べば手作りの良さも伝えることができて、雨の日の室内遊びの幅も広がるので、一石二鳥ですよ!
ちょうど良いボールが無ければ、我が家の様に牛乳パックで作っても良いですし、新聞紙を丸めてガムテープやOPPテープなどで巻けば簡単にお好みの大きさのボールができますよ!
また、保育園など広い場所でいくつかのグループに分けて遊ぶ場合は、ダンボールや牛乳パックを使って手作りボーリングレーンも準備すると、隣のレーンにボールが飛んでいくこともなく、本格的にもなってもっと盛り上がるかもしれませんね。
さらに、小学生であれば一人でも作れるので、長期休みに牛乳パック工作として作って遊んでも楽しいと思いますよ。
ぜひオリジナル牛乳パックボーリングを作って、室内遊びを盛り上げてくださいね!